日本体操男子東京五輪出場決定!! 世界体操2018 ドーハ大会感想。
日本男子体操 東京五輪出場決定 おめでとう!!
女子は残念でしたが、次回で出場枠会得を楽しみにしてますね。
まずは、東京五輪の出場枠の割り当てについて整理してみましょう。
まずは人数ですが、団体個人の両方で男女それぞれ98名ずつが割り当てられます。
団体での出場枠獲得の条件は以下の順です。
条件1 2018年世界選手権団体決勝
2018年世界選手権団体決勝上位3か国
日本男子は今回のドーハ大会で3位だったので、出場枠を獲得しました。
日本女子は6位だったので、この条件は未達となりました。
条件2 2019年世界選手権団体予選
条件1で団体出場権を獲得した国を除く、2019年世界選手権団体予選上位9か国。
ここで国としての出場枠12か国全てが決定します。
団体で出場できなった場合、個人総合や種目別で個人枠での参加となります。
もちろんそれにも2019年世界選手権個人総合予選上位者(各国1名のみ)など、いくつかの条件があります。
さて、今回の世界体操ですが、2020年東京五輪までまだ時間があるとは言え、前回のリオ五輪と違って少し厳しくなってきた感じがありました。
結果も今回の世界体操は11年ぶり金無し、男子個人総合では23年ぶりのメダル無しに終わってますしね。
日本男子
絶対的エース内村航平選手。
リオ五輪後はプロに転向し、選手活動を続けています。
今回は足のケガがあって本調子ではありませんが、リオ五輪後はケガが多くそれまでの勢いとは違う感じがしますね。
それでも、今回は団体銅に貢献し、鉄棒では銀とさすが絶対的エースの働きをしていました。
団体金を狙うには内村選手がリオ五輪前以上の状態になってほしいものです。
ひねり王子白井健三選手
自信の名がついたシライを駆使してひねりまくる、床と跳馬では抜群の強さを見せてます。
連覇は逃しましたが床は銀、跳馬は銅と得意種目では確実にメダルを獲得するところは、さすがですね。
ただ、個人総合に関しては国内では内村選手に続く選手として強い選手ですが、世界になると少し厳しい面もあります。
昨年の世界体操では銅でしたが、今回のドーハ大会では7位と低迷しました。
大会ごとに違うメーカーの器具になる体操の世界選手権。
今回の器具は多くの選手が苦戦したそうで、床は硬く跳ねない為、白井選手は「最初は開いた口がふさがらなかった。芝生みたいな感じ。命に関わる器具だと思った。」らしいです。
筋力で跳ぶ外国人選手と違って、タイミングや感覚で跳ぶ日本人選手には全く合わなかったようです。
なので、演技評価点をさげて挑むしかなく、あん馬やつり輪はトップレベルとはまだ差がある為、得意の床で手数を伸ばせなかったのは痛いのは確かです。
ただ全選手条件は同じなので、個人総合で安定的に上位にいる為には、もう一皮むけないとってところでしょうね。
特に日本は個人総合、つまりオールラウンダーが脚光をあびるので、床と跳馬のスペシャリストから、世界屈指のオールラウンダーになってほしいものです。
今回の団体は金・中国、銀・ロシアだったわけですが、そこに追いつくためにはなかなか大変です。
まずはロシア。
種目別をみると、6種目全部に出場しています。
それだけ各種目にスペシャリストがいるので、団体も強いですね。
そして中国。
全体的に相変わらず穴の無いところはさすがとしか言いようがありません。
種目別には3種目だけの出場でしたが、平行棒ではスウ ケイエン選手が全種目通じて史上初の16点台・16.433をマーク。
これは脅威ですね。
他にもアメリカなどの強国がレベルアップしてくでしょうから、ホントに金を狙うって大変ですね。
日本女子
世界大会は6位だったけど、オリンピックに関しては団体枠が獲得できない時がたまにあるけど、ここ3大会は連続出場。
5位、8位、4位と、あともう少しでメダルに届きそう。
日本女子3人目の個人総合でメダル獲得した村上茉愛(まい)選手は完全にエースに成長。
個人総合は銀、床は銅と素晴らしい活躍でした。
日本女子も男子同様世界と戦えてきましたね。
これから1年半の間、期待できる楽しみを頂けるのがとてもうれしいね。
ガンバレニッポン体操男子・女子!!
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